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よい住まい特集

続「良い住まい」に必要なもの その4~PM2.5への対策

こんにちは、にこです。
今回は、PM2.5について取り上げてみます。
近年、テレビやネットでもPM2.5濃度予報が取り上げられるようになってきました。PM2.5という単語を頻繁に目にするようになったのは、2013年に起きたPM2.5濃度の急上昇からでしょう。慌てて空気清浄機を購入した方も多いと思います。そもそもPM2.5ってどんなものなのか、身体に対してどんな害があるのか、そして家庭でできる予防策、家を建てるときの注意点についてまとめてみました。

続「良い住まい」に必要なもの その4~PM2.5への対策

PM2.5は、とっても小さな粒子の大気汚染物質

自分でできる対策を知ろう

■PM2.5って、なに?
PM2.5とは、一つの物質の名前ではありません。PMとは、英語の「Particulate Matter(粒子状物質)」を略したもので、大気中に浮遊する微粒子のうち、大きさが直径2.5μm(マイクロメートル,1μmは1mmの1000分の1)より小さいものの総称です。日本語では微小粒子状物質と呼びます。サイズとしては、髪の毛の太さの30分の1程度というとわかりやすいかもしれません。主な成分として、ディーゼルの排煙に含まれる炭素、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩などの塩類の他、ケイ素やナトリウム、アルミニウムなどの金属成分など様々なものを含みます。

PM2.5は大気汚染物質として知られています。物を燃やすときに直接発生するもの(一次生成;ボイラーや焼却炉、自動車や船舶などのエンジン、鉱山など粉塵が発生する場所、喫煙や調理・ストーブなどの使用など)と、大気中で様々な物質が化学反応を起こしてできるもの(二次生成)があります。
PM2.5は、身体にどんな害があるの?
主に知られているのは、気管支喘息や気管支炎など呼吸器系の病気の危険性の上昇です。PM2.5は非常に小さい粒子なので、呼吸とともに吸い込んだPM2.5は10%前後が肺の一番奥深くにある肺胞(はいほう)という部屋まで到達するといわれています。途中の気管支などに付着する分も合わせ、炎症を起こしたり、アレルギーの原因となるとされています。

また、短期間に高濃度のPM2.5にさらされると、循環器系の病気(不整脈など)の発生が増えるといわれています。その他にも全死亡率の上昇や発がん性を指摘する報告も数多くみられます。
■自分でできるPM2.5対策
皆さんがまず思い浮かべるPM2.5対策というと、マスクが挙げられると思います。確かに医療用や産業用で使用される防塵用マスクは0.1μmの微粒子の捕集効率の高いフィルターを用いており、きちんと使用すれば吸入するPM2.5の量を減らすことができます。一般で市販されているマスクにもPM2.5対応を謳ったものは数多くありますが、実際にどのくらい吸入量を抑えられるかはフィルターの性能によると思われます。マスクをする際には、顔のサイズに合ったものを使用し、空気が漏れないように装着しなければ十分な効果を発揮することはできません。

空気清浄機についても同様で、どれでも良いとはいえません。0.1μmの粒子をどの程度捕捉できるかがポイントになります。一部製品では性能試験を行っているようですが、お使いになりたい製品の「0.1μmの微粒子に対する捕集効率」を確認すれば、ある程度PM2.5に効果があるかどうかがわかります。マスクと同様、空気清浄機も部屋のサイズに合った機器を使用することがポイントです。
■家を建てるときに気を付けたいこと
PM2.5濃度が高い時は、室内での待機が推奨されています。このようなときに窓を開けると室内にPM2.5が入り込んできますので、室内の換気が十分にできません。これから家を建てるという方は、予算が許せば24時間換気システムの室内用吸気口についているフィルターをPM2.5対応のものにすることをお勧めします。全てのPM2.5を捕捉してくれるわけではありませんが、50%程度にまで減らしてくれる製品もあります。

一部の実験で、PM2.5と花粉が一緒になることで鼻のアレルギーやアレルギー性結膜炎が悪化したという報告もありますので、花粉を家の中に持ち込まないようにすることも大切です。できれば室内に物干し場を設けて、布団や洋服などに花粉+PM2.5が付着しないように心がけましょう。
実は、自分でできる一番簡単な対策は「禁煙」です。たばこの煙には有害な微小粒子が大量に含まれており、喫煙室内のPM2.5濃度は、外出を避ける暫定的な目安となる値(70μg/m3)の何倍にもなるといわれています。
たばこを吸う方でPM2.5が気になるという方は、健康のためにも、まず禁煙を検討しましょう
■Dr.Profile
にこ先生

1999年 某大学医学部卒業、医師免許取得 大学病院勤務

2000年 某大学大学院医学研究科入学、同年長男を出産

2004年 大学院修了、医学博士号取得

その後、民間病院勤務を経て

2013年より某地方都市の市立病院内科に勤務、地域医療に携わる。

「健康寿命を延ばすこと」をテーマに診療および執筆活動を行う。

*この記事はあくまでもにこ先生個人の見解によるものです。

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